今年の1月、本当にちょっとした気持ちでウォッシュレットデビューを果たしてしまった。ちなみに愛媛さんによると、3年前から「今年こそウォッシュレットデビューを果たす」、と正月が来る度に宣言し、年末になる度に「来年こそはウォッシュレットデビューを果たす」、と宣言していたらしい。新宿伊勢丹のギラギラしたトイレでデビューしよう。そのためには結構お腹いっぱいご飯を食べて、新宿紀伊國屋で本屋の匂いを嗅いで、いい塩梅になった頃新宿伊勢丹の地下で阿闍梨餅や西光亭のくるみクッキーを購入したりしながらその時を迎えよう、ぐらいの計画も練っていた。
そもそもウォッシュレットが怖かった。義務教育で使い方習ってないし。得体の知れない棒に、自分のかなりプライベートな部位を託すのはちょっとなあ。相当の覚悟、もしくは上記で述べたぐらいのエンターテイメント性がないと。
がしかし現実は全くその計画は実行されていない。事細かに書くのもまあ、なんらかの罪に当たりそうな気もするため詳細は書かないが、本当に、なんとなく使ってしまった。これまであんなに得体の知れない棒を恐れていたのに。なんなら今は使わないとちょっと不安だな、ぐらいの依存度合いだ。
なんていうか、本当にちょっとした事で人生が変わったなあって経験をこの歳になっても出来て良かった。LIXIL、人生の喜びを再度教えてくれてありがとう。まだまだ人生、やってやんぜ！
